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『環境情報科学』バックナンバー[52巻1号]

『環境情報科学』52巻1号

【特集】環境 NGO/NPO の役割
2023年3月30日発行 B5版 150pp.
本体価格:3,300円(内消費税300円)

『環境情報科学』52巻1号

特集の概要
環境NGO/NPOは、環境保全活動に欠かせない存在になってきており、その存在意義は計り知れない。国際的なNGO/NPOは、さまざまな独創的なプロジェクトや地道な調査を行うことで、政策担当者や研究者を含め多くの人々に影響を与えてきた。一方、地域に根ざす環境NGO/NPOは、地域の環境活動の担い手としてだけではなく、コミュニティの発展にも寄与している。

これまでの特集は個別の環境問題を取り上げることが多かったが、本号は、環境NGO/NPOという環境保全活動の主体の1つに焦点を当てる。第一線の研究者・最前線で活動する環境NGO/NPOの方々により、環境NGO/NPOの歴史、存在意義、現状、課題提示など、理論と実務の双方から環境NGO/NPOについて多面的に展望する。

目次

特集:環境 NGO/NPO の役割

  • 環境 NGO/NPO と行政による協働の歴史と近年の課題
    藤田研二郎(農林中金総合研究所)
  • 企業と環境 NGO―経団連自然保護協議会の取組みを通じての考察
    長谷川雅巳・吉田一雄・大西 力(経団連自然保護協議会事務局)
  • 市民参加と環境 NGO/NPO―自治体レベルでの気候変動政策を事例に
    平岡俊一 (滋賀県立大学)
  • 国際環境 NGO の役割と意義
    三間淳吉・川江心一(WWFジャパン)
  • 気候変動と国内石炭火力をめぐる市民の活動
    桃井貴子(気候ネットワーク)
  • 自然保護と NGO―日本野鳥の会の活動と果たしてきた役割
    遠藤孝一・安西英明(日本野鳥の会)
  • 項資源循環分野における NGO 活動―脱使い捨て社会をめざして
    瀬口亮子(水Do!ネットワーク)
  • 環境保全と市民活動の展開―保津川(京都府)のごみ問題を事例に
    原田禎夫(大阪商業大学)
  • 項自ら測り,考え,伝える土壌汚染地図作成―放射能汚染に環境活動
    阿部浩美・平井有太・大沼淳一(NPO法人ふくしま30年プロジェクトほか)
  • 【特集総括】環境 NGO/NPO の役割
    「環境情報科学」編集委員

連載 環境政策の最前線

  • 座談会 2022 年の振り返りと 2023 年の政策の注目ポイント
    竹本明生・塚原沙智子・岡島一徳・福島誠子・相澤寛史(環境政策の最前線 担当編集委員)

投稿

  • 研究論文 同位体を用いた地下水調査に対する住民意識―山梨県忍野村を対象に
    劉 在強ら(北九州市立大学大学院ほか)
  • 報告 海岸の路傍の硬質人工構造物に定着した海崖生植物ラセイタソウ(Boehmeria splitgerbera Koidz.)の生育立地特性
    村上健太郎(北海道教育大学)

その他

  • 第19回環境情報科学ポスターセッション 発表要旨

訂正とお詫び(環境情報科学52巻1号)
本号の掲載原稿「自ら測り,考え,伝える土壌汚染地図作成―放射能汚染に環境活動」(著者:阿部浩美氏ら)」に印刷ミスがございました。以下のとおり訂正し、深くお詫び申し上げます。

54頁:左段 「はじめに」冒頭1~2行目
【誤】 NPO 法人気候ネットワークは,1998 年4 月に発足した東京電力福島第一原子力発電所
   (以下,福島第一原発)による過酷事故の発生で,
【正】 東京電力福島第一原子力発電所(以下,福島第一原発)による過酷事故の発生で,

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