『環境情報科学』最新号のご案内
『環境情報科学』53巻2号
【特集】カーボンニュートラル社会実現の鍵「蓄電技術」
2024年7月15日発行 B5版 92pp.
本体価格:3,300円(内消費税300円)
特集の概要
グリーン成長戦略をはじめとしたわが国の戦略において蓄電・蓄エネルギー技術はカーボンニュートラル社会実現のための重要技術として位置づけられている。特に蓄電技術については再生可能エネルギーの大量導入を実現する上で欠かすことができない技術である。 カーボンニュートラル社会実現に欠かすことができない蓄電・蓄エネルギー技術であるが,その技術的な課題はもちろん,社会実装過程においてどのような課題が残されているかについて俯瞰的な解説は多くない。本特集では,技術開発動向に併せて社会的な課題を含めた蓄電・蓄エネルギー技術がカーボンニュートラル社会実現に果たす役割と現在の状況について俯瞰的に解説する。
目次
特集:カーボンニュートラル社会実現の鍵「蓄電技術」
- 特集総括 カーボンニュートラル社会実現の鍵「蓄電技術」
「環境情報科学」編集委員
- 日本における蓄電池の普及戦略,研究開発,制度設計
小澤暁人(国立研究開発法人産業技術総合研究所)
- 車載用 LIB の現状と今後の展望
小林弘典(国立研究開発法人産業技術総合研究所)
- 大容量定置用蓄電池としての利用が期待されるレドックスフロー電池の技術動向と将来展望
大平昭博・舩木 敬・兼賀量一・佐藤 縁 (国立研究開発法人産業技術総合研究所)
- カーボンニュートラルに貢献するナトリウム硫黄電池
玉越富夫 (日本ガイシ株式会社)
- 調整力電源としての揚水発電の経済価値
八木千尋(神戸大学経済学研究科)
- 蓄電池に使用される金属の資源供給リスク
畑山博樹(国立研究開発法人産業技術総合研究所)
連載 環境政策の最前線
- 座談会 衛星と環境
松永恒雄( 国立環境研究所 衛星観測センター長)
矢野圭一郎(Carbontribe Labs 代表取締役)
岡野祥平(環境省 地球環境局 総務課 気候変動観測研究戦略室長)
投稿
- 研究論文 竹炭が土壌の保水容量とリーフレタスの連作収量に与える影響
寶田奈緒(中央大学)ほか
- 研究論文 洋上風力発電をめぐる地域社会の移行における課題と提言_秋田県を事例に
山口健介(東京大学)ほか
その他
- 一般公開シンポジウム「第6次環境基本計画への期待と環境情報科学センターの貢献」開催報告
上田泰治(環境省大臣官房長)
村上暁信(筑波大学)
堀井 亮(大阪大学)
小谷幸司(日本大学)
村山武彦(東京工業大学)
大倉紀彰(環境省)
- 2023年環境情報科学研究発表大会企画セッション報告
「環境情報科学」編集委員
- 大沼あゆみ 委員長,慶應義塾大学経済学部
- 荒金 恵太 復興庁
- 石井 雅章 神田外語大学グローバルリベラルアーツ学部
- 下村 英嗣 広島修道大学人間環境学部
- 薗 巳晴 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
- 髙橋 若菜 宇都宮大学国際学部
- 高山 範理 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
- 藤稿亜矢子 東京女子大学現代教養学部
- 浜島 直子 環境省
- 平野勇二郎 国立研究開発法人 国立環境研究所
- 本田 智則 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
- 松岡 俊二 早稲田大学大学院アジア太平洋研究科
- 横田 樹広 東京都市大学環境学部
連載「環境政策の最前線」担当 編集委員
- 相澤寛史 九州大学
- 大川正人 環境省
- 岡島一徳 環境省
- 竹本明生 国連大学サステイナビリティ高等研究所
- 塚原沙智子 環境省
- 福島誠子 環境省
バックナンバー
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