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『環境情報科学』最新号のご案内

『環境情報科学』53巻4号

【特集】グリーンウォッシュを考える
2024年12月31日発行 B5版 110pp. 
本体価格:3,300円(内消費税300円)

『環境情報科学』52巻2号

特集の概要
 SDGsを皮切りに企業が様々な環境問題・社会問題に取り組む中で,特に環境問題に関し,見せかけの対応であるとする“グリーンウォッシュ”批判や,そうした批判を恐れて何もできなくなる“グリーンハッシュ”と呼ばれる事象が起きている。
 グリーンウォッシュに関して,どういうメカニズムで何が起きているのか,その実態を明らかにするとともに,こと環境問題については行動効果等の科学的・定量的な証明が難しい(定量的に証明できる頃には手遅れとなる)ケースも多い中で,企業等はどのように行動・発信すべきか,まとめる。

目次

特集:グリーンウォッシュを考える

  • グリーンウォッシュの変遷とその意味
     足立直樹((株)レスポンスアビリティ)
  • 景品表示法によるグリーンウォッシュの規制
     小畑徳彦((一社) D2Cエキスパート協会)
  • 日本においてグリーンウォッシュにいかに対抗していくか
     小島寛司((一社)JELF(日本環境法律家連盟))
  • 金融業界のグリーンおよびトランジションウォッシュの問題と対処策
     ハイネケン・ハナ,奥山杏子 (クライアントアース)
  • 国内におけるグリーンウォッシュの現状と海外における規制等取り組み
     下村委津子(認定NPO法人環境市民)
  • 経営学研究におけるグリーンウォッシュの展開
     東 健太郎(立命館大学経営学部)
  • 企業価値を損なうESGウォッシュと開示のあり方
     根本直子(早稲田大学大学院経営管理研究科)
  • 企業におけるジェンダー・ダイバーシティの視点からSDGsウォッシュを考える
     牛尾奈緒美(明治大学情報コミュニケーション学部)
  • 水分野におけるグリーンインフラの進捗とグリーンウォッシュの懸念
     島谷幸宏(熊本県立大学)
  • グリーンウォッシュ対策としてのライフサイクルアセスメントと関連方法
     伊坪徳宏(早稲田大学理工学術院)
  • 特集総括 グリーンウォッシュを考える
      「環境情報科学」編集委員

連載 環境政策の最前線

  • 再資源化の高度化を通じた資源循環の促進について
     山田浩司(環境省)

投稿

  • 研究論文 建築物の滞留年数の変化による将来の主要建設資材の投入量及びCO2排出量への影響評価
      藤川奈々(名古屋大学大学院環境学研究科)ほか
  • 研究論文 神戸市「共生ゾーン条例」に基づく「人と自然との共生ゾーン」の土地利用動向に関する研究-西神ニュータウンに隣接する集落を対象として
     李 書陽(大阪市立大学大学院工学研究科 )ほか
  • 研究論文 持続可能な琵琶湖流域社会のための市民活動における環境配慮行動規定因モデルの適用可能性-マザーレイクゴールズ(MLGs)を事例として
     平山奈央子(滋賀県立大学環境科学研究院 )ほか
  • 報告 労働安全衛生法令に基づく防じんマスクを用いた定性および定量フィットテスト結果の現状と課題
     伊藤伸也(北里大学医療衛生学部)

「環境情報科学」編集委員

  • 大沼あゆみ  委員長,慶應義塾大学経済学部
  • 荒金 恵太  復興庁
  • 石井 雅章  神田外語大学グローバルリベラルアーツ学部
  • 下村 英嗣  広島修道大学人間環境学部
  • 薗  巳晴  三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
  • 髙橋 若菜  宇都宮大学国際学部
  • 高山 範理  国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所
  • 藤稿亜矢子  東京女子大学現代教養学部
  • 浜島 直子  環境省
  • 平野勇二郎  国立研究開発法人 国立環境研究所
  • 本田 智則  国立研究開発法人 産業技術総合研究所
  • 松岡 俊二  早稲田大学大学院アジア太平洋研究科
  • 横田 樹広  東京都市大学環境学部

連載「環境政策の最前線」担当 編集委員

  • 相澤寛史   九州大学
  • 大川正人   環境省
  • 岡島一徳   環境省
  • 竹本明生   国連大学サステイナビリティ高等研究所
  • 塚原沙智子  環境省
  • 福島誠子   環境省

バックナンバー

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