機関誌『環境情報科学』最新号のご案内

 
環境情報科学48巻1号表紙『環境情報科学』48巻1号

 ○【特集】環境と経済の統合の進展-環境・経済・社会の包括
    的枠組みにおける環境経済学の展開
 ○<連載 環境政策の最前線>
   国および自治体による環境影響審査の最新動向

 ○報告 2018年度一般公開シンポジウム・企画セッション
  2019年3月29日発行 B5版 84pp.
  本体価格:3,000円(+税)

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【特集の概要】

 持続可能な開発を目標とする取組みがグローバルおよび国内で進展するなか,それらの影響の把握や制度設計のために,環境と経済の統合的な評価手法の確立とその活用はますます重要な役割を担うこととなっている。本特集では,持続可能な開発指標(SDGs),生物多様性条約,パリ協定における新たな温暖化対策等を背景として,より包括的で実践的となってきた環境の経済的な評価手法と意思決定支援の進展を解説する。環境と経済の統合的な評価として,気候変動の統合評価モデル,カーボン・プライシング,生態系サービスの経済計測(TEEB),包括的富における自然資本の評価とともに,実験・行動経済学の知見を採り入れた評価手法の多様な展開を紹介する。また,経済評価の活用の動向を,規制影響分析,森林環境税,環境不動産,再生エネルギー等の事例により概観し,環境政策および実務における意思決定支援の現状と課題を提示する。

目次

特集:
環境と経済の統合の進展-環境・経済・社会の包括的枠組みにおける環境経済学の展開

  • 成長パラダイムから持続可能性パラダイムへの転換に向けた現代の課題...1
  • 一方誠治井(武蔵野大学教授/京都大学特任教授)
  • 包括的富による持続可能性の経済評価の展開と課題...8
  • 山口臨太郎(国立環境研究所社会環境システム研究センター・主任研究員)
  • 生態系サービス(自然の恵み)の経済評価:TEEB の現状と課題...14
  • 高橋卓也(滋賀県立大学 環境科学部 環境政策・計画学科・教授)
  • 環境価値の経済評価研究の現状と展望:ベスト・ワースト・スケーリングを中心として...20
  • 吉田 謙太郎(九州大学エネルギー研究教育機構・教授)
  • 環境分野における「エビデンスに基づく政策立案」とは?-日本の政策評価の現状と展望...25
  • 横尾英史(国立環境研究所・主任研究員)
  • 統合評価モデルによる気候変動の評価...30
  • 藤森真一郎(京都大学大学院工学研究科都市環境工学専攻・准教授)
  • 世界で進むカーボンプライシングと日本での論点...35
  • 有村俊秀(早稲田大学・政治経済学術院・環境経済経営研究所)
    阿部達也(早稲田大学・経済学研究科)
  • 森林環境税における受益と負担...43
  • 石崎涼子(森林研究・整備機構 森林総合研究所・研究企画科企画室長)
  • 環境規制における規制影響分析(RIA)の活用と役割:米国の石炭火力発電所規制を例に...49
  • 岸本充生(大阪大学データビリティフロンティア機構・教授)
  • 環境経済学の実務分野への展開:生物多様性と環境経済学...55
  • 足立直樹((株)レスポンスアビリティ 代表取締役)
  • 環境不動産の経済的価値の評価と政策的課題...63
  • 清水千弘(日本大学スポーツ科学部・教授)
  • 再生エネルギーによる地域経済付加価値の評価-そのモデル手法と社会実装...68
  • ラウパッハ スミヤ ヨーク(立命館大学経営学部・教授)
  • 特集総括...73
  • 「環境情報科学」編集委員会

連載 環境政策の最前線(4):科学的知見の集約と環境政策への反映-気候変動と生物多様性分野の現状と今後の展望

  • パリ協定時代におけるIPCCと政策...78
  • 長谷代子(環境省地球環境局総務課研究調査室・室長補佐)
  • IPBES の現状...84
  • 中嶋健次(環境省自然環境局生物多様性戦略推進室・室長補佐)

2018年度公開シンポジウム・企画セッション報告

  • 一般公開シンポジウム 報告...92
  •  村上暁信(筑波大学システム情報系教授)
     村山武彦(東京工業大学環境・社会理工学院 教授)
     森口祐一(東京大学大学院工学系研究科 教授)
     山口健太郎(神奈川県いのち・SDGs担当理事)
  • 企画セッション報告...97
  • 再生可能エネルギー100%社会の実現に向けて-世界の動向と日本の取り組み
     ・・・原科幸彦(千葉商科大学)
    SDGs の地域社会との接合可能性を探る-マルチステイクホルダー・ パートナーシップの観点から
     ・・・村松陸雄(武蔵野大学)ほか
    海洋資源開発における海洋環境影響評価
     ・・・吉田公一(横浜国立大学)
    アジア地域の持続可能な社会形成の法政策制度とその社会実装に向 けて-CCS を事例として
     ・・・柳憲一郎(明治大学)ほか

その他

  • 第15回環境情報科学ポスターセッション開催報告・発表要旨集...105

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