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ご挨拶

理事長 大塚 直

理事長を務めております大塚でございます。

現在理事長は4人目です。1代目は河川工学の安芸皎一先生、2代目は土壌学の松井健先生、3代目は造園学の丸田頼一先生で、いずれも大家の先生方です。私は環境法学の研究者でして、社会科学出身としては初めてということになります。微力ながら、CEISの発展のために努力したいと思います。

CEISは、1972年に自然環境科学、社会環境科学の各分野における科学者、技術者によって設立されました。CEISの目的は、定款上、環境に関する科学的研究及び環境科学の体系化、総合化の研究を行うとともに環境科学の普及をはかり、もって豊かな人間環境の保全と創造に寄与することとされています。2011年には一般社団法人に移行しました。日本学術会議に登録する学術団体として順調に発展し、会員数は個人会員約850名、法人会員約80団体に及んでいます。

CEISの事業活動は、機関誌「環境情報科学」の刊行、本年(2023年)で 36回目を迎える環境研究発表会、1976年に始まった環境サロン、その他シンポジウム、講演会などの開催です。毎年行われる学術大会では様々な企画セッションが開催されています。また、シンポジウムでは学際的なテーマが扱われ、CEISならではの(環境に関する)学問横断的な議論が活発に行われています。さらにCEISは環境に関する様々な分野のテーマについて調査研究を行っています。2000年には環境情報科学センター賞が創設されました。

CEISでは、第2次中期計画2025と2030長期ビジョンを決定したところであり、これらに向けて近く具体的な活動を開始する予定です。常務理事で構成される総務委員会と若手を中心とする企画委員会が協力して、これらの達成に向けてフォローすることとしています。

今後とも、先達の先生方のご努力を踏まえ、また、会員の皆様からお寄せいただいたご意見を取り入れつつ、CEISを様々な点で堅固なものにしていきたいと思います。具体的には、財政基盤を強化し、規約等を充実化するとともに、上記の計画やビジョンを踏まえつつ対外的な展開も行い、CEISの健全で活発な運営をはかるよう努力する所存です。会員の皆様のご理解と温かいご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。