HOME > 学会 > 機関誌『環境情報科学』 > 『環境情報科学』バックナンバー[51巻3号]

『環境情報科学』バックナンバー[51巻3号]

『環境情報科学』51巻3号

【特集】人口減少へ向かう人類社会とサステナビリティ研究
2022年9月29日発行 B5版 110pp.
本体価格:3,300円(内消費税300円)

J-stageにて論文全文を公開中です(特集論文等については発行より1年  
間は会員のみ閲覧可能)  

『環境情報科学』51巻3号

特集の概要
ワシントン大学の研究グループは、2020年に医学雑誌Lancetに発表した論文で、2064年に世界人口は97億3千万人でピークを迎え、その後は減少へ転換するとした。ホモ・サピエンス登場から30万年、永く続いてきた人類の膨張が終わりにさしかかっている。人口増加を前提につくられてきた社会経済システムの限界が明らかになり、新たな社会デザインが必要とされている。特集「人口減少へ向かう人類社会とサステナビリティ研究」は、人類社会が人口減少・縮小社会へ転換することが、サステナビリティ研究にとって何を意味し、転換へのどのような「備え」が必要なのかを論じる。特に、気候変動や環境資源管理などの長期的課題への影響を考える。

目次

特集:人口減少へ向かう人類社会とサステナビリティ研究

  • 人口減少へ向かう人類社会とサステナビリティ研究察
    松岡俊二(早稲田大学)
  • 人口減少社会を考える視点―人類史と定常経済論を視野に察
    広井良典(京都大学)
  • 人口減少社会において持続可能な開発は有効な概念か察
    寺本 剛(中央大学)
  • 人口減少時代とサステナビリティ研究察
    工藤尚悟(国際教養大学)
  • 気候変動シナリオにおける人口問題―日本版SSPsと人口察
    金森有子・増井利彦・五味 馨・松橋啓介(国立環境研究所)
  • 気候変動とジェンダー―人口減少社会・日本の現状と展望察
    遠藤里紗(「環境・持続社会」研究センター   )
  • 縮小社会での自然に根ざした社会課題の解決策(NbS)―グリーンインフラストラクチャー察
    松島 肇(北海道大学)
  • 人口減少下における地域循環共生圏の可能性―オーナーシップに焦点を当てて察
    浜島直子(千葉商科大学)
  • 人口減少社会において森林資源が紡ぐ人のつながり―「道の駅」の林産物販売に着目して察
    志賀 薫(森林総合研究所)
  • 人口減少社会に向けた企業経営―シナリオ分析によるリスク・機会の評価・抽出察
    石井雅章(神田外語大学)・廣田 修・倉橋尚子(㈱フジタ)

連載 環境政策の最前線

  • 座談会 くらしのグリーン・トランスフォーメーション―持続可能な食・ファッション・スポーツに向けて察
    清家 裕・金井塚彩乃・多田悠人(環境省)・塚原沙智子

報告 第22回環境情報科学センター賞

  • 有賀健高(埼玉大)・ユソファン(環日本海環境協力センター)・大平和弘(兵庫県立大学)・察
    岩見麻子(熊本県立大学)・山崎潤也(東京大学)

投稿

  • 報告 郵送およびwebアンケート調査による住民意識の比較検討―兵庫県豊岡市民を対象にしたコウノトリの野生復帰の取り組みを事例に察
    本田裕子(大正大学)
  • 報告 気候変動緩和に向けた普及啓発事業による効果とその関連要因察
    松本安生(神奈川大学)・岩崎慶太(国立市)・松本美紀(静岡理工科大学)

その他

  • 2022年定時総会決定事項のお知らせ

バックナンバー

※バックナンバーの検索はこちらをご利用ください。           
※機関誌の購入をご希望の場合は、事務局までメールにてお問い合わせください