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熱中症対策・暑さ対策

1. 概要

地球規模の気候変動やヒートアイランド現象による夏季の暑熱化が進んでいます。 毎年、数万人の方が熱中症で救急搬送され、高齢者を中心に千人を超える方が亡くなっており、熱中症対策は気候変動適応策としても重要な施策です。 熱中症リスクを評価し、効果の高い熱中症対策・暑さ対策が求められています。

2. サービスの特徴

熱中症のリスクをデータで見える化し、効果的な熱中症対策・暑さ対策を提案します。 例えば、全国の熱中症の救急搬送データ(総務省)とWBGT(環境省)の関係について、夏の時期別に集計すると、7月後半の梅雨明けの時期にくらべて9月後半の熱中症救急搬送率は1/4程度に減少します。梅雨明け時期の対策の重要性をデータにもとづき示します。 国、地方自治体、工場や屋外施設など、様々なニーズに応え、これまで数多くの実績を有しています。

温熱環境工学・人生理学などの科学的知見を踏まえ、熱中症発生データ、現場での測定、アンケートなどにより熱中症リスク要因を抽出し、データにもとづく効果的な熱中症対策・暑さ対策メニューと、その実施手順をご提案します。

3. 具体的な実施内容

  • 熱中症救急搬送(発生)データ解析
  • 熱中症予防等に関するアンケート調査の実施
  • 地方自治体が実施する地域の熱中症リスク管理の推進支援
  • 地方自治体の暑熱適応計画の作成
  • 工場で実施する熱中症リスク管理の推進支援
  • 屋外テーマパークで実施する熱中症リスク管理マニュアルの作成
  • 国内外の熱中症対策・暑熱適応策に関する情報収集
  • 環境測定(気温、湿度、風、放射等)と人の生理反応測定(心拍・皮膚温等)

4. 業務実績

事例1:暑さ指数(WBGT)と熱中症救急搬送データの解析(吹田市の事例)

吹田市は熱中症予防対策を先進的に進める自治体の一つですが、熱中症の発生リスクを年齢別や地区別などで評価して、効果的な対策につなげています。

図1. 年齢層別・日最高暑さ指数(WBGT)別の熱中症発生数
図1. 年齢層別・日最高暑さ指数(WBGT)別の熱中症発生数
図2. 熱中症搬送者数(2014年から2020年)
図2. 熱中症搬送者数(2014年から2020年)

出典)環境省「地域における熱中症対策の先進的な取組事例集」(平成5年3月)

事例2:平均ばく露WBGTによる暑熱ストレス評価手法の開発

私たちは、実際の生活や仕事の中で、様々なレベルの暑さにさらされます。そのような状況下で対策が実施された場合を想定し、私たちの暑熱ストレスの低減効果を評価するための手法を開発しています。

ばく露WBGT


事例3:暑さ指数の測定(標準型、携帯型、放射収支等)

私たちは、実際の生活や仕事の中で、様々なレベルの暑さにさらされます。そのような状況下で対策が実施された場合を想定し、私たちの暑熱ストレスの低減効果を評価するための手法を開発しています。


暑さ指数の測定
暑さ指数の測定

連絡先

一般社団法人環境情報科学センター 調査研究室
TEL 03-3265-4000