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『環境情報科学』バックナンバー[52巻2号]

『環境情報科学』52巻2号

【特集】環境分野における DX の潮流と展望
2023年6月30日発行 B5版 116pp.
本体価格:3,300円(内消費税300円)

『環境情報科学』52巻1号

特集の概要
デジタルトランスフォーメーション(DX)は,「デジタル技術が人間の生活のあらゆる面で引き起こす,あるいは影響を与える変化」と定義されている。 DXの代表的な技術として,モノのインターネット(IoT),ビッグデータ(BD),人工知能(AI)などが挙げられ,これらの技術を活用することにより,環境分野の課題解決にもより良い影響が与えられることが期待される。

本特集号では,気候変動,生物多様性,まちづくり,防災など,環境情報科学が関わる学問分野において,デジタル技術やデータを活用することで,より良いソリューションの提供を目指す取組事例を複数紹介するとともに,それらの事例も踏まえながらDXの今後の展望について考察する。

目次

特集:環境分野における DX の潮流と展望

  • インタビュー 「風の谷」のビジョン
    安宅和人 (慶應義塾大学環境情報学部 教授 /一般社団法人残すに値する未来 代表理事)
  • AIの技術・研究の環境分野における活用可能性
    松井孝典 (大阪大学)
  • 持続可能性問題への Linked Open Data の利用支援
    古崎晃司(大阪電気通信大学)
  • ビッグデータ解析による二酸化炭素排出量の見える化
    吉田崇紘 (東京大学空間情報科学研究センター)
  • 環境分野における電力スマートメーターデータの活用
    平井崇夫(株式会社 GDBL )
  • 市民科学アプリ Biome を通じた生物発見ビッグデータの創成と,Nature-positive 社会に向けた応用
    渥美圭佑,藤木庄五郎(株式会社バイオーム)
  • 海洋プラスチックごみモニタリングにおけるDX
    松岡大祐 (国立研究開発法人海洋研究開発機構付加価値情報創生部門地球情報科学技術センター)
  • 都市環境デザインにおける BIM の活用可能性
    中澤公伯 (日本大学生産工学部創生デザイン学科)
  • 河川・水防災における AI 技術の活用 ― AI と物理の融合への挑戦
    一言正之 (日本工営株式会社 中央研究所)
  • 公園緑地分野における AI 技術の活用可能性
    一言太郎,安原有紗 (ニューラルグループ株式会社)
  • 【特集総括】環境分野におけるデジタルトランスフォーメーションの潮流と展望
    「環境情報科学」編集委員

連載 環境政策の最前線

  • 生物多様性条約第 15 回締約国会議で採択された新たな世界目標を踏まえ策定した 生物多様性国家戦略 2023-2030 の策定経緯とポイント
    奥田青州 (前 環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性戦略推進室)

投稿

  • 研究論文 民間企業と非営利組織の連携の実態と課題 ―日英米企業の比較分析を通じて
    斎藤汐里・坂本麻衣子(東京大学 大学院新領域創成科学研究科)
  • 研究論文 生態系を活用した防災・減災の推進に向けた水災保険制度の貢献可能性
    西田貴明・吉田丈人 (京都産業大学生命科学部産業生命科学科ほか)

その他

  • 2022 年度 一般公開シンポジウム「環境情報科学の将来展望― 持続可能な 脱炭素社会に向けた CEIS の役割」開催報告
  • 2022 年度 環境情報科学研究発表大会 企画セッション報告

バックナンバー

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