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環境情報科学46巻4号表紙 『環境情報科学』46巻4号
特集:長期的環境ガバナンスに向けた道具と仕組みの開発
2017年12月27日発行 B5版 66pp.
本体価格:3,000円(+税)

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【特集の概要】

2050年における温室効果ガス排出量の8割削減,リサイクルだけに留まらない循環型社会の形成等といった課題に対して,長期を見通した,怠りのない継続的な取り組みと社会経済システムの転換,ライフスタイル革新のような抜本的な対策が必要である。

しかし,長期的な環境課題に対する計画は,①一部の専門家による検討に留まり,一般国民も含めた計画への参加や民主的な合意がない,②国レベルでは長期の計画が策定されるが,地方自治体では長期の計画が策定されていない,③社会転換が必要であるとされつつ,社会転換の具体像やその実現経路が明確に検討されていない,といった問題がある。

本特集では,長期的な環境政策や企業活動についての「現状と課題」を確認したうえで,その課題を解決するための道具と仕組みについて,「計画・管理システムとガバナンス」,「各主体の役割と推進組織」といった側面から,最先端の社会実験や実装・実践をとりあげ,長期的な社会転換を実現していく道筋を共有する。

目次

特集:特集:長期的環境ガバナンスに向けた道具と仕組みの開発

  • 特集企図-長期的環境ガバナンスに向けた道具と仕組みの開発...1
  • 白井信雄(「環境情報科学」編集委員)

環境政策の長期的な取組課題

  • 持続可能な社会に向けた超長期ビジョンについて...5
  • 苦瀬雅仁(環境省大臣官房環境計画課)
  • 将来像の相違や事象連関を考慮した社会目標の設定-持続可能性連関フレームと2つの社会像...12
  • 田崎智宏*・亀山康子*・松橋啓介*(*国立環境研究所)

管理システムとガバナンス

  • トランジション・マネジメントによる環境構造転換の考え方と方法論...17
  • 松浦正浩(明治大学専門職大学院ガバナンス研究科)
  • 不確実な将来への順応型管理-気候変動適応策としての具体化...23
  • 白井信雄(法政大学サステイナビリティ研究所)
  • 社会資本のライフサイクルアセスメントを越えて-将来の不確実性を考慮するための環境アセットマネジメント手法の提案...29
  • 柴原尚希*・加藤博和**(*産業環境管理協会;**名古屋大学大学院環境学研究科)
  • 未来ワークショップ-2040年の未来市長になった中高生からの政策提言...35
  • 倉阪秀史(千葉大学大学院社会科学研究院)
  • 社会転換のための社会技術-CO2削減と集住をめぐる事例より...41
  • 太田響子(愛媛大学法文学部)

各主体の役割と推進組織

  • 参加共創型オープンイノベーションの場となるフューチャーセンター-地域に根ざした大学の役割...47
  • 吉田敦也(徳島大学地域創生センター)
  • 企業における長期的な持続可能経営-SDGsを経営に活かす...53
  • 関 正雄(損害保険ジャパン日本興亜(株)/明治大学経営学部特任准教授)

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