機関誌『環境情報科学』最新号のご案内

環境情報科学45巻1号表紙 『環境情報科学』45巻1号
特集:電力自由化と環境−自由化された市場においていかにして環境負荷低減を実現するか
2016年3月25日発行 B5版 100pp.
本体価格:3,000円(+税)

※バックナンバーの検索はこちらをご利用ください。

【特集の概要】

2016年4月には電力小売りが完全に自由化される。自由化された電力市場においては「電気料金の最大限の抑制」の方針が示されており,その実現手段として「電力取引市場」の活用が挙げられている。「市場」には本質的に価格調整機能,それに伴う需給調整機能が備わっており,電力取引市場の活性化が上記方針の実現に寄与し,電力価格が下落することで消費者の経済的負担を軽減させる効果が期待されている。しかし,市場が効率的に運用されることで電力の価格が下落した場合,なんら施策を打たなければ消費者にとっての省エネインセンティブが低下し,結果的に電力の自由化が環境負荷の増大につながる可能性もある。

上記背景を踏まえ,電力が完全自由化された状況下において,自由化された電力市場においていかに環境負荷低減を実現するかについて,再エネ導入制度設計,社会規範・ナッジによる省エネ推進,地域社会と分散電源のかかわりなど多様な議論を行うことで,将来の低環境負荷型電力システム構築にシフトしていくための議論の端緒となることを期待するものである

目次

特集:電力自由化と環境−自由化された市場においていかにして環境負荷低減を実現するか

  • 特集の編集にあたって...1
  • 「環境情報科学」編集委員
  • 再生可能エネルギーの大量導入と電力システム改革...3
  • 諸富 徹(京都大学大学院経済学研究科)
  • 再生可能エネルギー普及のためのインセンティブ設計...10
  • 竹内憲司(神戸大学大学院経済学研究科)
  • 分散型電力取引のための制度設計−実験経済学によるアプローチ...14
  • 西野成昭(東京大学大学院工学系研究科)
  • ”ナッジ”と省エネルギーアドバイス...20
  • 西尾健一郎(電力中央研究所 社会経済研究所)
  • 電力全面自由化による地域社会への期待と提案−効果分析とドイツの事例より...25
  • 竹内恒夫(名古屋大学大学院環境学研究科)
  • 電力自由化時代における地域自治体の電力事業−現状,課題,今後の可能性...32
  • 北風 亮(自然エネルギー財団)

投稿

  • 報告 大分川と大野川における大腸菌群数と降雨量の相関分析...39
  • 平岡 透(大分工業高等専門学校)
  • 資料 火災安全と難燃剤−その役割と今後の開発方向...44
  • 小林恭一(東京理科大学)ほか

その他

  • 第12回環境情報科学ポスターセッション発表要旨集...62

ページのトップへ