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PRTR大賞2005 選考委員/選考方法

1.選考委員

(社)環境情報科学センターに、「企業における化学物質管理とリスクコミュニケーションに関する表彰 PRTR大賞2005 選考委員会」を設置します。

〔委員長〕 安井 至 (国際連合大学)
〔委員〕 有田芳子 (主婦連合会)
織田島 修 (化学工業日報社)
亀屋隆志 (横浜国立大学大学院)
北野 大 (淑徳大学国際コミュニケーション学部)
神保重紀 (日経エコロジー)
中地重晴 (環境監視研究所)
福井弘道 (慶應義塾大学総合政策学部)
村田幸雄 (世界自然保護基金ジャパン)

2.選考方法

●応募書類(様式1、2、3)をもとに選考委員会による第一次審査を行い、第二次審査の候補を選定します。

●第二次審査の候補となった事業所/企業に対して、現地調査(ヒアリング及び現場確認)を行います。

●現地調査の結果をもとに第二次審査を行い、PRTR大賞・優秀賞候補(6件程度)および奨励賞受賞者(5〜10件程度)を選定します。

●一般参加者も含めた大賞選考会・表彰式を開催します。PRTR大賞・優秀賞候補者による取組み内容の口頭発表をもとに、一般参加者による投票および選考委員による審査を行い、大賞および優勝賞の受賞者を決定します。

3.選考基準

下記の評価項目について、より優れた取組を表彰します。

 

〔化学物質管理に関する評価項目〕

●化学物質管理の方針

(例)リスク評価に基づき環境リスク管理を行う、マテリアルフローを把握しLCA的な観点から化学物質管理を行う、など

●組織的な化学物質管理の体制

(例)管理組織の設置、経営トップの関与、管理及び判定責任者の存在、PDCAサイクルの存在、従業員教育、など

●化学物質管理の仕組み

(例)イントラネットなど管理システムの構築、原材料の選定方法、管理マニュアルの作成、管理方法の現場への伝達、社内への反映の仕組み、PDCAサイクルの存在、など

●化学物質管理の状況

(例)化学物質管理計画の有無、自社のPRTRデータの解析、排出量の増減理由の説明、同業他社との比較、地域における位置づけ

●リスク管理ヘの対応状況

(例)リスク評価の有無、リスク管理の仕組みの有無、リスク評価結果の反映、対策などの実績評価、など

〔リスクコミュニケーションに関する評価項目〕

●化学物質に関するコミュニケーションの体制

(例)問い合わせ窓口の設置、トップへの連絡体制、現場への連絡体制、対応体制、対応マニュアル、Q&A、など

●化学物質に関する情報の公開

(例)環境報告書、サイトレポート、ホームページなどでのPRTRデータの公表、削減目標の公表、など

●コミュニケーションの実績

(例)行政や自治会への説明会、住民説明会、工場見学やフェスティバルの開催、リスクコミュニケーションの開催、など

●コミュニケーションの結果(意見)の反映

(例)コミュニケーションにより得られた意見を反映する仕組みの有無、内部での検討、具体的な対応事例(情報の公開、化学物質の管理方法や操業形態の変更、さらなるコミュニケーションの実施)、など

●地域との協働

(例)地域住民・行政等との協働による環境保全活動、地域住民・行政等とのネットワークづくり、ボランティア活動、など

●今後のリスクコミュニケーションに関する取組・課題など

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