受賞者の声 〜2007年度PRTR大賞 日東紡績(株)福島第一・第二工場〜

○社外から受けた評価として、どのようなことがありますか?また、社内での①化学物質管理、②リスクコミュニケーションの推進について変わったことはありますか?

 福島県内でのPRTR大賞受賞は初めてのため、早速、地元新聞社2社から取材があり、工場の化学物質管理とリスクコミュニケーションの取り組みを大きく報道して頂きました。

 受賞を機に工場では新たな取り組みを始めました。まず、1つは「子ども科学教室」の開催です。リスクコミュニケーションの一貫として実施してきた地域の小中学生への設備見学会を、本年度は一歩進めて地域の小学生を対象に「子ども科学教室」として開催しました。この取り組みの様子は「PRTR大賞を受けた、化学物質管理に優れた工場」として地元新聞社2社、および地元テレビ局で紹介されました。

 もう1つは、従来は関係部署のみで実施していた地域清掃活動への参加を従業員全体に呼びかけたことです。小雨の降る中、日曜日にもかかわらず70名を越す参加があり、驚きと同時に大賞受賞に恥じない従業員のいる工場だと認識を新たにした次第です。

 こうした取り組みや報道を通じて、取引先や地域住民の方々からPRTR大賞についての話が出され、当工場が高い評価を頂いていると痛感しました。

○事業所全体として受賞をどのように活かされていますか?

 受賞は工場のみならず会社全体の名誉と受け止めており、社内報や環境報告書にも記載して全社的な啓蒙活動にも役立てています。また工場では更に管理改善を努める意識向上のために工場内に「PRTR大賞受賞」の看板を設置し、名刺にもPRTR大賞のロゴマークを併記しています。
 また、PRTR大賞に応募したことで他社の取組事例等が非常に参考になり、活動を積極的に取り入れ(排水の第三者採水等)、より幅の広い活動が行えるようになったという効果がありました。
 この受賞によって製造工場である限り避けられない化学物質との関わり、地域との関わりに一丸となって取り組める基軸が出来たと考えています。

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