[pp.109-114]
望月美久仁,鹿島 茂 (中央大学)
要旨:
本研究は,地形形態や道路網形態といった都市形態が交通エネルギー消費量に与える影響について分析するものである。研究方法としては,都市の定性的要因を表す都市形態を定義して,数量化I 類により交通エネルギー消費量を推計するモデルの構築を行った。その結果,都市形態が交通エネルギー消費量に影響することがわかった。さらに,都市形態の中では,非格子型の道路網形態とネットワーク型の鉄道網形態が交通エネルギー消費量を抑制する効果の高いことが示せた。
キーワード:
都市形態,交通エネルギー消費量,数量化 I 類