[pp.329-334]
尾関 邦義・坂部 創一・廣田 智明・山崎 秀夫 (創価大学・浜松大学)
要旨:
本研究では,自己啓発を目的としたインターネット利用による自己啓発効果の促進は良書読書よりも低い傾向を示すという仮説を設定した。そして,情報系大学生を対象に調査を行い,共分散構造分析で検証した。その結果,勉学目的の情報収集とネット世界における利他的な動機にもとづく情報発信には自己啓発効果を促進する可能性が示唆され,良書読書と比較したところ,インターネット利用による自己啓発効果の促進も軽視できない結果となった。
キーワード:
インターネット利用,良書読書,自己啓発,テクノ依存症,QOL,共分散構造分析