記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 27 (2013年) > 気象データの統計的分析による局所的な夜間冷気流流入有無の判別-交野市私市の場合

環境情報科学学術研究論文集27 (2013年)

[pp.259-264]

気象データの統計的分析による局所的な夜間冷気流流入有無の判別-交野市私市の場合

森本 太一・鍋島 美奈子・中尾 正喜・西岡 真稔 (大阪市立大学)


要旨:
大阪府交野市私市では局所的な夜間冷気流が観測される。本研究では気象データを統計的に分析することにより,夜間冷気流と気象要素の関係性を明らかにし,夜間冷気流の流入の有無を判別することを目的とする。交野市消防本部の10分間隔気象データを用いて交野市市街地への冷気流の流入パターンを6パターンに分類した。また交野市消防本部に加えて,大阪管区気象台,大阪港波浪観測塔の気象データを活用し,7つのパラメータを設定し比較検討を行なった結果,冷気流の流入の有無には「6:00~11:50の平均風速」「11:00~16:50の積算気温差」の2項目の関係性が高いことを明らかにした。これらのパラメータを用いて判別分析を行い,冷気流の有無を約75%判別することが可能であることを示した。


キーワード:
ヒートアイランド,冷気流,海陸風,マハラノビスの距離

PDFダウンロード(会員限定)