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環境情報科学学術研究論文集27 (2013年)

[pp.247-252]

REDD+に関わる制度間の相互作用とその管理-カンボジアとラオスの事例より

森田 香菜子 (慶應義塾大学)


要旨:
本研究の目的は,途上国の森林減少・劣化からの排出削減など(REDD+)の森林保全,気候変動緩和,生物多様性保全の効果を最大化に資する制度構築に有用な視座を提供することである。REDD+実施の準備段階のカンボジアとラオスの事例と,国際政治学の相互作用の管理(Interplay Management)の分析枠組を用いて,REDD+に関わる既存の国内制度間の相互作用とその改善に貢献しうるアクターの役割を分析した。結果,特に気候変動分野の制度の強化と3つの分野に関わる制度間の効果的な相互作用の必要性が示され,その構築には,環境を扱う省と農業・林業を扱う省との調整,多国間援助機関や中央政府と連携のある自然保護活動を行う国際非政府組織の参画の重要性が示された。


キーワード:
REDD+,森林保全,気候変動の緩和,生物多様性保全,相互作用の管理

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