記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 27 (2013年) > 地方都市における集約型都市構造の構築に向けた課題-和歌山市でのケーススタディ

環境情報科学学術研究論文集27 (2013年)

[pp.121-126]

地方都市における集約型都市構造の構築に向けた課題-和歌山市でのケーススタディ

小川 宏樹 (和歌山大学)


要旨:
成熟社会の到来に向け,集約型都市構造の構築に向けた取り組みが注目されている。本稿では,近畿圏を例に交通施設と都市構造の関係について分析を行った。大都市圏レベルでみると,都心部から遠い市町村では,一律に駅そば型の集約手法を適応することは困難であった。そこで和歌山市を例に,交通施設の整備状況と直近10 年間の人口動態の関係を明らかにした。その結果,公共交通については,最寄り駅までの距離よりも,主要駅までの距離が小さい地区での交通施設整備や住宅供給が,人口・世帯数の安定に繋がっていた。また,自動車交通については,新たな幹線道路整備よりも,地区の道路密度を高めていく方が人口・世帯数の安定に繋がっていた。


キーワード:
交通施設,地方都市,集約型都市構造,近畿圏

PDFダウンロード(会員限定)