[pp.79-84]
坂本 麻衣子・谷 正和・森山 雅雄 (東京大学/九州大学/長崎大学)
要旨:
バングラデシュのテクナフ半島では,過剰な森林伐採が行われている。本研究では,森林消失の要因の1つとして考えられるキンマ栽培に着目し,森林消失を軽減するための実効性のある対策について検討するために,対象地域の住民の個人属性や環境に対する意識を調査し,キンマ栽培の選択と関連のある世帯属性の分析およびその普及過程を分析する。さらに,衛星画像を用いて,分析結果を検証する。これより,キンマ栽培を行う世帯の特徴を把握し,森林消失を軽減するための対策について考察する。
キーワード:
アンケート調査,量的分析,リモートセンシング,森林保全