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環境情報科学学術研究論文集27 (2013年)

[pp.5-10]

日本産常緑広葉樹4種の被陰された稚樹における樹形の違い

ルトフォル ラーマン・梅木 清・本條 毅 (千葉大学)


要旨:
日本の暖温帯林の広葉樹4種(スダジイ,ヤブニッケイ,タブノキ,シロダモ)の被陰された稚樹における樹形の違いを明らかにするため,当年シュートの相対的高さ・長さ・角度を解析した。他の3種に比べ,スダジイの稚樹は,水平に近い当年シュートを樹冠の中に比較的均等に分布させていた。これらの当年シュートの特徴により,被陰下のスダジイ稚樹は強い自己被陰をさけ,受光効率を増加させることができる。これに対して,他の種の稚樹は,典型的には,長く,垂直に近い当年シュートを樹冠の上部に集中分布させていた。これらの当年シュートの特徴により,他の種の稚樹は,被陰された低い空間から日のあたる高い空間に葉群をもち上げることができる。


キーワード:
常緑広葉樹, 被陰に対する反応, シュート, 樹形

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