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環境情報科学学術研究論文集27 (2013年)

[pp.1-4]

奈良県吉野山におけるヤマザクラ樹林景観の開花期間に及ぼす気象要素の影響

飯田 義彦・今西 純一・森本 幸裕 (京都大学/京都学園大学)


要旨:
奈良県吉野山のヤマザクラ樹林景観について1995年~2012年の18カ年分の開花データおよび近傍地点の気象観測データを用いて,気温,降水,風速が開花期間の長さに及ぼす影響を調べた。下千本の開花開始期及び開花最盛期,中千本の開花開始期,上千本の開花晩期において当該期間の平均気温と期間日数に有意な負の相関がみられ,暖かい年にはそれぞれの期間日数が短縮される傾向にあることが示唆された。一方で,平均降水量は下千本の開花最盛期で有意な正の相関がみられた。平均風速についてはいずれの期間日数とも有意な相関はみられなかったが,気象観測点と現地の地形条件の差異を考慮する必要があることが考察された。


キーワード:
フェノロジー,気温,降水量,風速,桜景観

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