[pp.399-404]
島田 正文,八色 宏昌 (日本大学,(株)グラック)
要旨:
本研究は,神奈川県藤沢市において開設されたビオトープ管理者養成講座の経緯や内容を把握した上で,講習生に対して意識調査を実施し,今後の効果的な人材育成の方策について考察することを目的とした。その結果,講座は,野外フィールドに加えて室内における設計などの実践的な実習を充実することが講義を受け入れやすいものとし,あわせて意識の変化をもたらす上で重要な要因であることが明らかになった。また,養成講座が終了した後のフォローアップとしては,継続して学習意欲が高い講習生が多いことから,継続的に講座を開催することや実践の活躍の場や機会を設けることが重要であることが明らかになった。
キーワード:
人材育成,意識調査,ビオトープ