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環境情報科学学術研究論文集26 (2012年)

[pp.363-368]

蚊との接触機会を規定する住環境要因―京都市鴨川・疏水周辺地域を事例として

米島 万有子 (立命館大学)


要旨:
本研究は,2009 年に京都市鴨川・琵琶湖疏水周辺地域を対象に実施した質問紙調査に基づき,蚊と人間との接触機会を規定する住環境の諸要因について検討した。順序回帰分析の結果,自宅における蚊の出現頻度(蚊を見かける頻度)は家屋形態,水域からの距離,日当たり,蚊の発生源の有無,年齢と関連していた。吸血被害の頻度(蚊に刺される頻度)は,蚊の出現頻度と関係するとともに,吸血される時間帯,家屋形態,エアコンの使用,蚊の発生源の有無,年齢とも有意な関係が認められた。これらの結果から,居住者にとって蚊との接触機会は,家屋の特性と,自宅周囲の状況の両面からなる住環境によって規定されていることが明らかとなった。


キーワード:
蚊との接触機会,蚊の出現頻度,吸血被害の頻度,住環境,自記式質問紙調査

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