記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 26 (2012年) > 簡便な定量的指標を用いた森林の価値及び利用実態の地域間比較

環境情報科学学術研究論文集26 (2012年)

[pp.313-318]

簡便な定量的指標を用いた森林の価値及び利用実態の地域間比較

杉村 乾 ((独)森林総合研究所/国際林業研究センター)


要旨:
道路沿いの看板等と車の駐車台数を用いた簡便な指標にもとづき,生物多様性に関連する森林の価値及び利用実態について地域間及び天然林・人工林の間で比較した。その結果,双方の指標とも類似の地域差を示した。特用林産物の採取は奥会津と阿武隈山系の天然林で多く,釣りは奥会津と阿武隈のみで観察され,筑波と沖縄・奄美では行楽・山歩き等が半数以上を占めた。また,自然保護関係は沖縄・奄美が最も多く,人工林では天然林に比べて林業と釣り以外の種別が少なかった。森林の価値や利用の度合に大きな差があることは政策の方向性に明確な地域差をつけることの必要性を示唆している。


キーワード:
生物多様性,特用林産物,レクリエーション,自然保護,看板,駐車台数

PDFダウンロード(会員限定)