記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 25 (2011年) > 低炭素型観光に対する仮想評価法を用いた環境価値推計と要因分析

環境情報科学学術研究論文集25 (2011年)

[pp.377-382]

低炭素型観光に対する仮想評価法を用いた環境価値推計と要因分析

山下 真一郎,山本 秀一,中島 敦司,高島 太郎,吉田 登 (大阪狭山市水道局,和歌山大学,東京農工大学)


要旨:
本研究では,低炭素志向のツアーオプションを含む仮想的な観光ツアーへの市民の支払意思額(WTP)に対するアンケートをもとに,WTPに影響を及ぼす要因を分析した。推定されたWTPは環境配慮や地域の観光振興への関心や観光行動の積極性により高い傾向を示した。重回帰分析の結果,男性,60歳以上,ツアー選択の際に旅行費用を重視する属性はWTPを下げる一方,間接的要因としては,環境や歴史・文化を配慮した観光地の選択,観光振興への興味,自然エネルギーへの認知などがプラスに作用し,エコツアーの環境価値を高めるには,これらの要因への対応が重要であることが示唆された。


キーワード:
低炭素,観光,支払意思額,重回帰分析,パス解析

PDFダウンロード(会員限定)