記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 25 (2011年) > 再生可能エネルギーの国際的普及に対する開発メカニズムの役割に関する考察

環境情報科学学術研究論文集25 (2011年)

[pp.311-316]

再生可能エネルギーの国際的普及に対する開発メカニズムの役割に関する考察

竹本 明生,竹本 和彦 (東京大学)


要旨:
途上国に再生可能エネルギーを普及するための枠組み構築に資するために,水力,風力・太陽光,バイオマスの発電量に対する,クリーン開発メカニズム(CDM)及び政府開発援助(ODA)により導入された発電量の割合を技術別,主要国・地域別に推計し,CDMとODAの再生可能エネルギー導入に対する役割を検証した。CDMは中国,インド,ブラジルを中心に,風力,バイオマス発電の加速的な普及に貢献しており,ODAはアフリカ等で貧困地域での電力アクセスの改善という視点から風力・太陽光発電の普及に貢献していることがわかった。今後,途上国は官民の資金の効果を分析し,先進国とも協力して再生可能エネルギーに関する適切な政策と資金の枠組みを構築する必要がある。


キーワード:
気候変動,開発途上国,再生可能エネルギー,CDM,ODA

PDFダウンロード(会員限定)