記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 25 (2011年) > ビオトープ「いのちの森(京都市)」における14 年間の地上生菌類相の変遷

環境情報科学学術研究論文集25 (2011年)

[pp.203-208]

ビオトープ「いのちの森(京都市)」における14 年間の地上生菌類相の変遷

下野 義人,大藪 崇司,森本 幸裕,岩瀬 剛二 (大阪府立香里丘高等学校,兵庫県立大学,京都大学,帝京科学大学)


要旨:
ビオトープ「いのちの森」の開園からの14 年間で発生した菌類は45 科300 種で,担子菌類が283種,子嚢菌類が17 種であった。その内,地上生菌類は186 種で,開園から2 年後の1998 年度から増加を始め,発生種数は開園から5 年後の2001 年度にピークに達した。発生時期は概ね5 月~7 月と9 月~12月であった。公園開設初期には,キツネタケモドキ,ヒメワカフサタケおよびヒメカタショウロが多数発生したが,開園から11 年が経過した2007 年度以降急減した。一方,種数からは,公園開設初期にアセタケ属の種が多く発生し,開園から4 年後の2000 年頃から遷移後期に発生するフウセンタケ属,ベニタケ属が多く発生した。これらのことから地上生菌類相は14 年間に遷移初期が終わり後期への移行が確認された。


キーワード:
ビオトープ「いのちの森」,遷移初期発生菌類,後期発生菌類,菌類相

PDFダウンロード(会員限定)