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環境情報科学学術研究論文集25 (2011年)

[pp.125-130]

人口・世帯構造変化を考慮した日本における食料消費に伴う環境負荷のシナリオ分析

吉川 直樹,天野 耕二,島田 幸司 (立命館大学)


要旨:
わが国の食料消費に伴い直接・間接に発生する環境負荷への,過去および将来の人口・世帯構成変化の影響を定量的に評価するため,家計支出データを用いて,世帯・個人属性別に二酸化炭素排出量を推計し,過去の変化要因と将来シナリオの分析を行った。結果として,過去10 年間の環境負荷の変化に対しては,高齢化や単身世帯増加の要因が大きく,環境負荷原単位の変化による寄与は相対的に小さかった。将来シナリオ分析の結果,2030 年の家計食料消費に伴う二酸化炭素排出量は,2000 年比で3~14%増加すると推計された。そのうち最も中庸的なシナリオでは,将来の人口減少によるマイナスの寄与と,人口・世帯構成の変化,所得増加のプラスの寄与の3つが,それぞれ同等程度の効果を有する推計結果となった。


キーワード:
食料消費,世帯構成,シナリオ分析,二酸化炭素

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