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環境情報科学学術研究論文集25 (2011年)

[pp.49-54]

消費活動を通じた東日本大震災の被災地支援効果に関する産業連関分析

内田 晋,渋澤 博幸,櫻井 一宏,水野谷 剛,徐 峰,氷鉋 揚四郎 (農業・食品産業技術総合研究機構,豊橋技術科学大学,立正大学,和光大学,筑波大学)


要旨:
本研究では,東日本大震災の被災地である岩手県,宮城県,福島県3 県の生産額および粗付加価値額が,他都道府県の最終需要によってどのような影響を受けるか,都道府県多地域産業連関表を用いて分析を行った。被災3 県と他都道府県との地域的影響は,周辺県など近距離地域による誘発効果が強く,特に同じ東北地方の消費による効果が大きかった。また産業部門に関しては,被災地における第三次産業や他県の製造業の誘発効果が大きいことがわかった。これらの情報は,地域的・産業的な視点から他地域の消費活動を通じた被災地の間接的震災復興支援を効果的に実施するための有益な情報として活用されることが期待できる。


キーワード:
震災復興,多地域産業連関分析,都道府県,消費活動

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