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木科 大介,大木 宜章,高橋 岩仁,大森 将希 (NPO法人環境文明21, 日本大学)
要旨:
本研究は,亜臨界水処理を利用したメタン発酵による有機性廃棄物のガス化効率の向上を目的としている。そこで,本報告では,亜臨界水処理の最適処理条件を求めるべく,模擬生ごみを試料とし,処理温度条件の違いによる有機物分解特性およびメタン発酵のガス化特性について検討を行った。その結果,有機物分解は,温度を上昇させると分解効率が高かった。しかし,メタン発酵では,亜臨界水処理温度の上昇に伴うガス化効率は見られず,100°Cおよび150°Cで高いガス発生量となった。したがって,メタン発酵のガス化効率における,亜臨界水処理の最適処理条件は100°Cから150°Cであるといえる。
キーワード:
メタン発酵,亜臨界水処理,有機酸,新エネルギー