記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 24 (2010年) > 低炭素型製品に対する消費者の価格受容性の評価-LED電球を事例として

環境情報科学学術研究論文集24 (2010年)

[pp.463-468]

低炭素型製品に対する消費者の価格受容性の評価-LED電球を事例として

田畑 智博,白川 博章,河尻 耕太郎,井原 智彦 (神戸大学,名古屋大学,(独)産業技術総合研究所)


要旨:
本研究では,低炭素型製品として,LED 電球の購入に対する消費者の価格受容性を支払意思額(WTP)により評価した。先ず,アンケート調査から,LED電球の購入に対する消費者のWTP を,仮想評価法(CVM)により算出した。その結果,WTPは平均値で1495 円となった。次に,消費者のLED 電球の購入可能価格と平均販売額との価格差を調査した。価格差は1215 円であり,これが普及阻害要因であることが示された。これを解消するための情報提供方法としてコストペイバックタイム(CPT)を算出した結果,価格差の回収期間は6.5ヶ月となった。イニシャルコストだけでなく,CPT を組み合わせた情報提供を行うことで,LED電球の普及促進に繋がるといえる。


キーワード:
LED電球,価格受容性,CVM,コストペイバックタイム