記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 24 (2010年) > 都市内河川が周辺気温に与える影響-大阪市中心部を対象とした夏期実測調査

環境情報科学学術研究論文集24 (2010年)

[pp.423-428]

都市内河川が周辺気温に与える影響-大阪市中心部を対象とした夏期実測調査

鍋島 美奈子,中尾 正喜,西岡 真稔 (大阪市立大学)


要旨:
河川や水路が都心部に多く存在する大阪市中心部を対象に,2009年8月に定期観光船を利用した河川上の気温の移動観測と,公園などを利用した周辺街区での気温の定点観測をおこなった。2009年9月には,同じく定期観光船を利用した移動観測を実施し,河川上の気温と表層水温を同時に観測した。その結果,河川上の気温と表層水温は正の相関関係をもち,午前10時半の時点で河川の表層水温より河川上の気温の方が2~4°C程度高いことがわかった。8月に観測した気温分布から河川上の気温と周辺街区の気温との差をみると,晴天の海風日には,海風が進入する前の10時半で最も大きく,海風進入後の12時半,16時半では徐々に気温差が小さくなる傾向がみられた。


キーワード:
水温,移動観測,定期観光船