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環境情報科学学術研究論文集24 (2010年)

[pp.387-392]

気候変動がバングラデシュの長期的な食料安全保障に与える影響について

小林 慎太郎,古家 淳 ((独)国際農林水産業研究センター)


要旨:
バングラデシュの長期的な食料安全保障のためには,コメの収量成長率をどの水準で保つ必要があるかについて,温暖化の影響も考慮しつつ,食料需給モデルを用いて検討する。21世紀中の気温上昇を2.6°Cとするシナリオでは,先行研究で示された乾期作2%,雨期作1%の収量成長率で,少なくとも現在の食料状態が保たれるが,3.4°Cのシナリオの場合は食料状態が悪化することが明らかとなった。今後は,長期的な視点から高い収量成長を保つ方策の検討が重要になる。


キーワード:
バングラデシュ,食料需給,食料安全保障,気候変動