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環境情報科学学術研究論文集24 (2010年)

[pp.357-362]

神経症傾向が森林環境の評価および認識と森林浴効果にもたらす影響

高山 範理,筒井 末春,朴 範鎭,綛谷 珠美,荒牧 まりさ,香川 隆英 ((独)森林総合研究所,人間総合科学大学,千葉大学,千葉県森林課,環境省)


要旨:
本研究では,20 代前半の健全な男子学生を対象に森林浴実験をおこない,不安障害に親和性の高い人格特性だと思われた神経症傾向とその下位尺度の不安傾向の高低によって対象者を分類し,森林環境の印象評価,認識および感想,そして森林浴効果について調べた。その結果,神経症傾向が高い人たちは,森林環境に対して,より好ましくかつ親しみやすく,適度に自然性が高い対象であるとして評価しており,森林浴前から,相対的に高いストレス状態にあるが,1)短時間の歩行活動によって,特に怒りや敵意の感情が沈静化する,2)座観活動によって,活気が昂進し疲労が低下する可能性が示唆された。


キーワード:
森林浴,森林浴効果,気分プロフィール検査,一般的自己効力感,新人格特性目録