[pp.109-112]
西前 出,吉川 郷主,小林 愼太郎 (京都大学)
要旨:
地域活性化,情報発信を意図したホームページを開設する集落,自治会等が近年増加している。しかし,農村部等の過疎地域では,HP の運用に携わる人材を確保することが困難であること,また,集落住民の大半を占める高齢者のインターネット利用率が非常に低いことなど,実際の開設・運用における課題が多い。本研究では,京都府北部のN 集落を対象とし,マイクロブロギングサービスを利用したホームページを開設し,過疎集落における情報蓄積と地域活性化の可能性を提示した。ワークショップにおいて,マイクロブロギング利用を住民に紹介したところ,良好な反応が得られた。今後の地域活性化に向けた新たな動きが期待される。
キーワード:
マイクロブロギング,情報蓄積,地域づくり,過疎集落