記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 24 (2010年) > 環境基本計画策定における市民意向把握の考察-無作為抽出市民討論会による意見変容の分析

環境情報科学学術研究論文集24 (2010年)

[pp.99-104]

環境基本計画策定における市民意向把握の考察-無作為抽出市民討論会による意見変容の分析

村松 晶子,勝永 健人,井関 崇博,原科 幸彦 (東京工業大学,兵庫県立大学)


要旨:
近年,無作為抽出された市民から参加者を募集する討論会が各地で開催され,情報提供と討論を組み合わせて市民の意見を把握する新しい手法として注目されている。筆者らは地域の将来像選択をテーマに討論会を行い,この手法の特徴である参加者の多様性と熟議を検証した。多様性は母集団との一致性というよりは従来の参加者との違いの点で示された。熟議の結果として得られると考えられる市民意向を,意見変化および確信度から把握した。参加者の選択は,事前アンケートと討論会後で大きく異なり,討論会の効果が示された。また,参加者は確信を持って選択したわけではなく,選択は討論によって変化する可能性があることが分かった。


キーワード:
無作為抽出,市民討論会,将来像