記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 23 (2009年) > 鳥獣害対策に向けたステイクホルダーコミュニケーションにおける市民団体の機能とその可能性-滋賀県におけるカワウ被害対策を事例として

環境情報科学学術研究論文集23 (2009年)

[pp.465-470]

鳥獣害対策に向けたステイクホルダーコミュニケーションにおける市民団体の機能とその可能性-滋賀県におけるカワウ被害対策を事例として

岸岡 智也,橋本 禅,九鬼 康彰,星野 敏 (京都大学)


要旨:
近年,人間と野生動物の間の軋轢から生じる問題への国民的関心が高まり,また,都市近郊でもこのような問題が生じつつある中で,鳥獣害対策への市民参加と合意形成の重要性が高まっている。本研究では,鳥獣害に関わるさまざまなステイクホルダーのなかで,普及啓発の機能を持つと考えられる市民団体に注目し,カワウによる被害対策の中で市民団体の位置づけとその機能について考察を行った。その結果,市民団体は行政と一般市民の関係を取り持ち,普及啓発の役割を果たしうると考えられるが,同時にその広がりについては限界があることも示唆された。


キーワード:
鳥獣害,カワウ,ステイクホルダーコミュニケーション,市民団体,普及啓発