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環境情報科学学術研究論文集23 (2009年)

[pp.263-268]

校庭の芝生化が児童のあそびの種類や身体動作に与える影響に関する研究

上澤 美鈴,加我 宏之,下村 泰彦,増田 昇 ((財)伊丹市公園緑化協会,大阪府立大学)


要旨:
本研究では,小学校校庭の土運動場と芝生運動場におけるビデオ撮影調査を通じて,休み時間の児童の行動を捉え,校庭の芝生化が児童のあそびの種類や身体動作に与える影響を探った。結果,校庭の芝生化によって児童のあそびの種類が多様化し,あそびに含まれる身体動作も活性化していることが明らかとなった。特に,芝生運動場では,面積規模に関わらず,「あたる」や「押す・押さえる」などの児童同士が接触る動作や「座る」,「寝転ぶ」や「転ぶ・転がる」などの地面に接する動作が誘発されていることが明らかとなり,芝生の校庭は児童の身体能力の向上や健康に効果を発揮しているものと考えられる。


キーワード:
芝生の校庭,児童,ビデオ撮影調査,あそび,身体動作