[pp.251-256]
横山 威信,柴田 雅雄,坂部 創一,高木 正則 (創価大学)
要旨:
情報環境が及ぼすテクノ依存症傾向の予防策として,先行研究のない「詩心」効果に着目し,理論仮説を設定した。それは,「詩心のある人は,QOL(Quality of Life)が高く,テクノ依存症になりづらい傾向を示す」である。そして,情報系大学生を対象に調査を実施して,共分散構造分析で仮説を検証した。その結果,理論仮説が検証され,今後の情報化社会においてのテクノ依存症傾向の予防策として「詩心」を推進することの重要性が示唆された。
キーワード:
詩心,QOL,テクノ依存症,共分散構造分析