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環境情報科学学術研究論文集23 (2009年)

[pp.233-238]

ベトナムの都市から農村地域における家庭部門の電力需要とその変化

ダン タン トゥ,齊藤 修,東海 明宏 (大阪大学,早稲田大学)


要旨:
ベトナムのホーチミン市とメコンデルタの家庭,計452軒を対象として,2007年に実施した調査に基づき,5 つの主要な家電製品―テレビ,冷蔵庫,エアコン,扇風機―の電力需要を2030 年まで推定した。いくつかのGDP 成長シナリオを用いて,都市域,都市域周辺,郊外エリアを対象に,経済成長にともなう電力需要をベトナムではじめて予測した。都市に居住する世帯が主要な電力消費者であり,都市域周辺世帯に比べ2.2 倍,郊外世帯に比べ2.9 倍であった。電力需要の増加傾向は全てのエリアで認められ,2007 年から2030 年にかけて,増加傾向は年率で,都市域では1.1-1.5%,都市域周辺では2.6-2.7%,郊外では1.3-2.1%であった。5つの家電製品のうち,クーラー(扇風機とエアコン)が現在でも将来においても主要な電力消費を占めることがわかった。


キーワード:
電力需要,ホーチミン市,メコンデルタ,都市,都市周辺,農村