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環境情報科学学術研究論文集23 (2009年)

[pp.113-118]

GISを用いた遡河回遊魚の生息環境復元のための優先地域選定手法-ギャップ分析の適用

三島 啓雄,高田 雅之,阿部 このみ (北海道工業大学,北海道環境科学研究センター)


要旨:
溯河回遊魚の生息環境復元に伴う意思決定プロセスに寄与するため,GISを用いたギャップ分析による復元優先地域の選定手法を検討した。本研究では,北海道南西部に位置する尻別川流域におけるサクラマスの産卵環境復元を想定し論じた。まず,産卵場所への溯上を阻害する要因である河川横断構造物のデータを組み込んだ河川流路GISデータを整備し,遡上可能水域の抽出を実施した。次に,河川地形および河畔植生のパラメータ化により,サクラマス産卵適地の抽出を試みた。最後に,遡上可能域と産卵適地間のギャップ分析を行った。得られた結果より,溯上環境の改善による生息環境復元の優先実施地域を選定した。


キーワード:
河川横断工作物,溯河回遊魚,GIS,河川地形,河畔林,ギャップ分析