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環境情報科学学術研究論文集23 (2009年)

[pp.25-30]

人口減少期を迎える名古屋都市圏における人口増減地区のモザイク状分布の要因分析-四日市市の郊外住宅団地を事例として

小川 宏樹,浦山 益郎,松浦 健治郎 (岐阜市立女子短期大学,三重大学)


要旨:
名古屋都市圏全体では,人口増加地区と減少地区が都市圏構造とは必ずしも関係なくモザイク状に分布していた。社会経済的に母都市から自立した四日市市でも,都市圏全体と同様に人口増減地区がモザイク状に分布し,住宅団地単位に見ても,市の中心部からの距離に関係なく,人口増減団地がモザイク状に分布していた。また,段階的な開発により転居層の受け皿となる開発余剰地がある団地で,利便性の高い団地では人口増加していた。都市構造的に人口増減するのではなく,人口が横ばい状態かつ地域化した需要条件の下で,利便性や環境の良い地区で人口増加すれば,他方で人口減少する地区が存在し,これがモザイク状に分布する理由と考えられる。


キーワード:
人口増減地区のモザイク状分布,名古屋都市圏,メッシュ解析,住宅団地,国勢調査