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環境情報科学学術研究論文集22 (2008年)

[pp.529-534]

オブジェクト指向分析を用いた台地・丘陵地における都市ランドスケープの入れ子構造の把握

横田 樹広,武内 和彦 (清水建設(株)技術研究所,東京大学)


要旨:
都市縁辺部にあたる下総台地・多摩丘陵を対象に,オブジェクト指向画像分類におけるmulti-resolution segmentationを活用し,都市マトリクスの抽出および類型化を行った。また,マトリクスタイプごとに,環境類型区分の構成パターンの入れ子構造を判定した。結果として,里地環境起源の環境類型が市街化されたマトリクスタイプにおいて入れ子パターンが強く,また丘陵地谷戸環境のように里地のモザイク環境を包含するセグメントや,市街地が優占し散在する緑地のみが包含されるセグメントでは,よりランダムな環境の構成が見られた。この結果,市街地中心から里地環境にかけて,景観構成の入れ子度合いの傾度が推察された。


キーワード:
ランドスケープ構造,オブジェクト指向画像分類,ランドスケープマトリクス,入れ子構造