記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 22 (2008年) > 水質浄化資材の機能改善に関する研究-木炭・軽石・ゼオライトの窒素除去機能向上

環境情報科学学術研究論文集22 (2008年)

[pp.511-516]

水質浄化資材の機能改善に関する研究-木炭・軽石・ゼオライトの窒素除去機能向上

水野 多香子,石川 重雄,長坂 貞郎,河野 英一,齋藤 公三 (日本大学)


要旨:
富栄養化の原因となる窒素とリンの除去を目的とした浄化方法が考案,実用化されている。しかし,人工的浄化資材は製造コスト,使用後の再利用コスト,さらに廃棄処理による環境への負荷が懸念される。本研究では,既往の研究で稲藁の硝酸態窒素の除去効果が明らかにされていることを踏まえ,使用後の自然への負荷が小さく,還元可能な稲藁との組合せ及び稲藁溶出液への浸漬等による浄化資材(木炭,軽石,ゼオライト)の機能向上の実験を試みた。その結果,各資材は稲藁との組み合わせ,浸漬処理によりNO3-NとNH4-Nの除去機能が付与され,T-Nの除去率が木炭で67%→92%,軽石で-6%→51%,ゼオライトで41%→94%にそれぞれ向上した。


キーワード:
窒素除去,木炭,軽石,ゼオライト,稲藁