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環境情報科学学術研究論文集22 (2008年)

[pp.475-480]

環境教育政策の策定過程で顕在化した障害の分析-マレーシア・サバ州の事例から

高橋 正弘 ((財)地球環境戦略研究機関)


要旨:
本研究は,環境教育の制度化が国際的に依然として進んでいないことの理由を明らかにするため,環境教育政策が策定されるプロセスを参与観察し,政策形成の途上で出現した障害を詳述し,分析を行ったものである。マレーシア国サバ州で環境教育政策が形成されるプロセスを取り上げて分析した結果,行政官による部局の権限を把持しようとする意識,行政権限が国と州政府とで複雑に分散している状況,政策の内容について合意の形成を達成することの困難さ,そして一般の人々の関心の低さが,障害もしくは葛藤として出現したことが明らかになった。


キーワード:
ガバナンス,環境教育政策,参与観察,障害