[pp.411-416]
嶽山 洋志,中瀬 勲 (兵庫県立大学)
要旨:
本研究では持続可能なプレーパーク活動の組織形態について,有馬富士公園のあそびの王国で活動しているガキっこクラブを対象に考察を行った。結果,「本気で遊ぶ」という誰もが夢を重ねられる曖昧なスローガンを掲げることで多様な思いを持った主体が参加可能となっていること,特に学生中心の組織では卒業という区切りが存在し,会の主体が年度毎に変化することで,常に新しい考え方や活動内容が展開されていること,その学生を支援する体制として社会人スタッフ,行政担当者,有馬富士公園のパークマネージャーらが存在することなどが組織の持続に影響していることが伺えた。
キーワード:
プレーパーク,持続的な活動形態,曖昧なスローガン