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環境情報科学学術研究論文集22 (2008年)

[pp.405-410]

材積指数から見た植栽後約30年が経過した緩衝緑地の樹林構造特性

鈴木 弘孝,臼井 敦史,目黒 伸一 ((財)国際花と緑の博覧会記念協会,(株)クレアテラ,(財)国際生態学センター)


要旨:
本稿は,2004年8月に実施した兵庫県姫路市の緩衝緑地での樹木調査より得た樹高と胸高直径の計測データに基づき,材積指数を指標として植栽後約30年が経過した樹林構造の特性について検討し,今後の樹林の適正な保全と管理の基礎的データを得ることを目的とした。調査の結果,高木層ではアラカシ,コジイの100㎡当たりの材積指数が12?以上を示し,この地域の自然植生を構成する樹種が優占する傾向が材積指数によって裏付けられた。亜高木層では高木層との組み合わせから樹林構造に変化が見られ,ヤマモモがアラカシとの間で安定した階層構造を示した。


キーワード:
緩衝緑地,パターン植栽,樹林構造,材積指数