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環境情報科学学術研究論文集22 (2008年)

[pp.381-386]

国立公園における登山道の荒廃箇所に対する整備策定過程における課題-大雪山を事例として

小林 昭裕 (専修大学)


要旨:
過剰整備に対する批判を踏まえ,荒廃箇所の整備上の課題について,大雪山国立公園の登山道整備水準の策定過程に着眼し,登山道整備の理念,計画策定上考慮すべき要素,施工技術上の課題を明らかにした。論議の手順として,検討会の構成,過剰整備という批判の原因への対処,荒廃の原因と対策,登山道の管理水準の設定,路線区分と技術的対応の観点について,合理的妥当性を検討し,荒廃箇所の整備上の課題を総括した。その結果,手順の論理的脈絡の明確化,利用体験の視点の導入,科学的データに基づく判断という点で,策定の道筋を示したことは評価された。


キーワード:
登山道,整備策定,整備技術,浸食,植生被害