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環境情報科学学術研究論文集22 (2008年)

[pp.369-374]

流域における水環境・住民意識・保全活動の相互関係-酒匂川を事例に

土屋 俊幸 (首都大学東京)


要旨:
近年の環境問題は,汚染源が一般生活の中に移行し,多様化,複雑化が進んでいる。本研究では,神奈川県西部の酒匂川において,流域環境を解明するため,水環境(水質),住民意識,保全活動の3つの視点から調査を行った。その結果,水質の挙動は流域規模で変化する一方,流域住民の意識や活動は流域として統一されていないこと,河川環境と住民の意識や行動は空間スケールの点で合致していないことが示された。これは住民の生活が河川から離れ,河川と人とのつながりが希薄になったことが原因として考えられる。時空間スケールや保全する環境の対象を幅広く捉え,保全活動を構築することが必要である。


キーワード:
環境保全,流域環境,水質,酒匂川