[pp.345-350]
坂部 創一,谷本 誠 (創価大学,中部日本電気ソフトウェア(株))
要旨:
情報環境が及ぼすテクノ依存症傾向の予防策として,先行研究のない複合的効果に着目した。それらは,心身の健康に寄与する読書(良書)・運動愛好度・音楽愛好度・寮生活の経験・自己管理能力である。次にその複数の項目は,テクノ依存症傾向を予防し,QOLを高める傾向を示すという理論仮説を設定した。そして,情報系大学生を対象に調査を実施して,共分散構造分析で仮説を検証した。その結果,理論仮説が検証され,テクノ依存症傾向の予防策として複合的予防策の有効性が示唆された。
キーワード:
QOL,テクノ依存症傾向の予防策,共分散構造分析