記事・論文検索

リセット
  • この検索システムでは、「環境情報科学」「環境情報科学 学術研究論文集」「Journal of Environmental Information Science」の3誌に掲載された論文の抄録(著者名・タイトル・要旨・キーワード)を検索できます。
    (「環境情報科学」は著者名・タイトルのみ)
  • 空白区切りで、複数語による検索ができます。
  • バックナンバーの購入をご希望の方は、事務局までメール(member-jimukyoku[at]ceis.or.jp)にてお問い合わせください。
  • 「環境情報科学」51巻以降はJ-STAGEにて論文全文を公開予定です(一部論文については発行より1年間は会員のみ閲覧可能)
ホーム > 環境情報科学学術研究論文集 > 22 (2008年) > ソーシャル・キャピタルが環境ガバナンスに及ぼす影響およびその醸成メカニズム-構造方程式モデリングによる分析

環境情報科学学術研究論文集22 (2008年)

[pp.321-326]

ソーシャル・キャピタルが環境ガバナンスに及ぼす影響およびその醸成メカニズム-構造方程式モデリングによる分析

松下 京平 (京都大学)


要旨:
本研究は,ソーシャル・キャピタルが環境ガバナンスのパフォーマンスに与える影響の評価,およびその醸成メカニズムの解明を目的としたものである。分析時には,ソーシャル・キャピタルが無形資本であるがゆえに生じる観測上の困難さを考慮し,構造方程式モデリングと呼ばれる統計手法を用いた。分析の結果,ソーシャル・キャピタルが豊かな地区では,地域住民の協調行動が促されることで環境ガバナンスが効果的に推進されることが示された。また,ソーシャル・キャピタルは地域住民の協調行動を促すと同時に,その協調行動を通じて醸成されるという双方向因果の構造が存在することも明らかとなった。


キーワード:
ソーシャル・キャピタル,環境ガバナンス,醸成メカニズム,構造方程式モデリング