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環境情報科学学術研究論文集22 (2008年)

[pp.269-274]

畜産振興地域における堆肥の過剰施用の実態把握と改善方策-淡路島を事例として

望月 康平 (京都大学)


要旨:
本論では家畜排せつ物堆肥の農地への過剰施用の実態把握と,これに対する有効な改善方策の検討のために,淡路島を事例として堆肥の過剰施用量を推計し,6つの改善シナリオを提示した。その結果,淡路島における堆肥の過剰施用量は16万4千t/年(窒素換算で約3千6百t/年)と推計され,各改善シナリオによる過剰施用解消効果は,メタン発酵施設設置2千9百t/年,戻し堆肥の導入2万9千t/年,耕畜連携の強化2万9千t/年,休耕地の利用4万5千t/年,飼養頭数減少2万2千t/年,全ての改善方策の実施12万4千t/年であった。この結果は他の地域における畜産環境対策の参考になると考えられる。


キーワード:
家畜排せつ物,堆肥,有効利用,過剰施用,改善シナリオ,淡路島