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環境情報科学学術研究論文集22 (2008年)

[pp.263-268]

地方域における廃食用油のバイオディーゼル燃料利用の効果に関する分析-和歌山県におけるケーススタディ

吉田 登 (和歌山大学)


要旨:
本研究では,和歌山県レベルの廃棄物産業連関表を用いて,廃食用油を原料としたバイオディーゼル燃料(BDF)化が環境に及ぼす影響を定量的に分析した。分析の結果,i) 県域全体からの廃食用油の回収により直接,間接を含め1692t-CO2の二酸化炭素削減効果をもたらすこと,ii) 地域が拡大するにつれて特に家庭系廃食用油の単位回収量あたりの輸送燃料消費量が大きく増大すること,また全県回収に比較して家庭系の廃食用油回収地域のみを都心部に限定した場合,二酸化炭素排出削減費用は約8%低下することが示された。


キーワード:
バイオディーゼル,廃食用油,転換技術,輸送