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環境情報科学学術研究論文集22 (2008年)

[pp.233-238]

和歌山県における人工林バイオマス資源の持続的なエネルギー利用に関する空間分析

妙中 佐由理,谷川 寛樹 (和歌山大学)


要旨:
地球規模での気候変動への対策として,都市・地方を問わず「低炭素社会」の構築は急務である。一方,国産木材需要の低下による人工林放置の現状や,石油高騰の影響等を鑑みて,木材資源のエネルギー利用を検討する必要がある。本研究では,エネルギーの地産地消を目指し,人工林由来のバイオマスエネルギーのハウス栽培農家への暖房エネルギー供給について空間的な分析を行った。具体的には,間伐材でエネルギー供給を行った場合のエネルギー供給量,ハウス栽培で必要とされるエネルギー需要量を空間的に推計し,持続的な木質バイオマスエネルギー供給の可能性についての検討を行った。その結果,ケーススタディ地域の和歌山県印南町の持続的供給可能率は,161%(チップによる供給を行った場合,供給量/需要量)であった。


キーワード:
人工林,木質バイオマス,GIS(地理情報システム),温室栽培